ここ数年で一気に広がっていったLCC。気にはなるけれど今さら人には聞けないという人もいるでしょう。しかし、LCCのことを知っておけば、今後の旅行や飛行機移動がぐっとお得に、そして気軽になります。今回はそんなLCCについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
LCCとはなんの略称?
LCCとは、ローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称です。ローコスト、つまり、一般的な航空会社に比べて低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社のことを指します。低価格な代わりにサービスが簡素化されているため、機内食や荷物の持ち込みなどのサービスは、あまり期待はできません。反対に、路線網が豊富で多様なサービスを行う既存社を、FSC(Full Service Carrier)と呼びます。こちらはLCCに比べて運賃が高価格ですが、遅延や欠航が出た際の対応などはしっかりしており、サービスも充実しています。どちらにもメリット・デメリットは存在するので、どちらも知ったうえで選択するのが良いでしょう。自分のお財布事情や、万が一遅延や欠航した際に代替の対応をしてもらえるのかなど、状況に応じてLCCとFSCを使い分けることが重要です。
LCCはなぜ低コストなの?
東京~沖縄間の運賃を例にあげてみてみると、JALやANAなどのFSCの片道運賃が40,000円~45,000円程度であるのに対して、ジェットスターやバニラエアなどのLCCは6,000円~8,000円ほどになっています(2018年11月現在)。LCCがこれほど低コストで運航サービスを提供できる理由は、主に効率化とサービスの簡素化です。まず、LCCは比較的小さな機体を使っていて、この小さい機体にたくさんの乗客を受け入れています。そのため、ひとりひとりの座席はFSCに比べて狭く、持ち込める荷物も制限されます。重量・大きさ・個数などが厳密に決められていているので、たくさんの荷物があるときは注意が必要です。また、サービスも必要最低限のものしかありません。お茶や機内食などは基本的に有料のサービスとなります。LCCは、こういった効率化やサービスの簡素化によって低コストを実現しているのです。
ここに気をつけて!LCCを利用する際の注意点
航空機代を安くして、その分旅行先でお金を使うことができるLCCですが、注意しなければいけない点もいくつかあります。まず、一番大きな注意点は、欠航や遅延が出た際、補償されることはほとんどないという点です。事前に申し込むプランによっては、欠航した際に払い戻しがきくものもありますが、LCCにしては少し割高になってしまいます。LCCの中でも最も安いプランでは、代理便の手配はもちろん、払い戻しすらない場合もあります。台風の多い季節や地域に行く場合は、本当にLCCで大丈夫なのか考えたほうがよいかもしれません。また、機体が小さい分、荷物の持ち込みに対しても厳格に決められていることが多く、事前に個数や重量、大きさなどを申告して、それに応じた金額が運賃に加算されます。しかし、その申告した分を超過すると割増料金を請求されてしまいます。帰りの便の荷物は、現地でのお土産なども考慮しておいたほうがいいでしょう。
LCCとは何かを理解して、お得に航空機を利用しよう!
LCCについていくつか注意点も説明しましたが、それを差し引いてもLCCはかなりお得です。東京~沖縄間で片道4万円近く運賃が浮くので、その分遊びや美味しいものを食べるのにお金を回すことができます。数時間のフライトくらい多少窮屈でも構わないという人は、ぜひ一度LCCでの移動を考えてみてはいかがでしょうか。
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