お得な運賃が魅力のLCC。日本国内では「ピーチ」「ジェットスター」「バニラエア」「春秋航空」の4社が活躍しています。しかし、LCCというと座席が狭いことを心配する人も多いのではないでしょうか。そこで、LCCの座席や機内で快適に過ごすための方法・工夫について紹介します。
本当に狭いの?LCCのシートピッチはどれくらい?
シートピッチとは座席前後の間隔のことで、その間隔は航空会社や機材、座席の場所などによって違います。シートピッチが広いと、足を伸ばしやすい、前の座席の人がリクライニングをしても気になりにくいなどのメリットがあります。JALやANAなど、大手といわれる航空会社の普通席のシートピッチは、79cmとなっています。
LCCのシートピッチを航空会社ごとに見ていくと、ピーチとバニラエア、春秋航空は約74cmです。ピーチとバニラエアは国内線の全便でエアバス320、春秋航空は全便ボーイング787という機材を使っているため、路線や時刻によって座席の仕様が変わることはありません。ジェットスターではエアバス320と321という2種類の機材で運航しており、エアバス320の場合は約74cm、エアバス321の場合は約71cmとなっています。
狭いなんて言わせない!LCCで足元の広い席を利用する方法
飛行機には最前列や非常口前など、場所によってシートピッチが広い座席があります。ピーチではファーストシートやスマートシートの一部、ジェットスターではエクストラ・レッグルーム・シートやアップフロントシートの一部、バニラエアではリラックスシート、春秋航空ではコンフォートシートやレッグシートの一部が、これに該当します。利用するためには、運賃とは別に座席指定料を払うほか、これらのシートが利用できるタイプの運賃を購入する方法などがあります。一度座席を指定した後にこれらの座席へ変更する場合、一旦払い戻しをしてから新規で予約が必要になったり、別途料金がかかったりしますので、予約時に確認しておきましょう。
また、非常口前の座席を利用できるのは、緊急時に脱出の手伝いができる人のみです。国土交通省により、満15歳以下の子供や妊婦、満12歳以下の子供連れの乗客などは利用できないよう定められています。足元やひざに荷物を置けないなどの決まりもあるため、よく確認してから指定しましょう。
LCCで狭いと感じないための工夫や方法とは?
LCCでは、後方にある特にシートピッチが広くない一般的な席を「スタンダードシート」と呼びます。LCCの座席は薄く作られており、スタンダードシートでも狭さや窮屈さをなるべく感じないよう配慮されていますが、体が大きな人や背が高い人などは狭く感じることもあるようです。狭さが心配な場合は、まず足元に荷物を置かないようにしましょう。安全上の理由で、足元に荷物を置く場合は前の座席の下に収納するように定められています。しかし、前の座席の下に荷物を置くと足を伸ばしにくくなるため、狭く感じる原因となります。荷物は収納棚に入れるようにしましょう。
リラックスできる服装で搭乗することも大切です。体にピッタリとフィットする服や靴を着用して、長時間ひざを曲げた状態で座っていると、窮屈さを感じやすくなってしまいます。体を締めつけない、ゆったりとした服を選ぶと楽に過ごせます。また、持ち運びのできるフットレストや腰が疲れないクッションなど、飛行機の中で快適に過ごすためのグッズを利用する方法もあります。
LCCで狭いと思わないために!席選びや座り方を工夫しよう
シートピッチが少し狭めのLCC。狭さが気になる場合は、別途料金が必要になりますが、シートピッチが広めの座席を指定すると良いでしょう。また、少しでも狭さを感じないように荷物を足元に置かないとか、リラックスできる服装で搭乗するなどといった工夫をして、LCCで空の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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